ありったけの好きを君たちに

ジャニーズWESTと嵐が好きなオタクの一人語り

「母と暮らせば」の話

公開から約2ヶ月経ってしまいましたが、やっと観に行くことができました。

以下ネタバレを含むので観に行く予定の方等いましたら、自己責任でよろしくお願いします。

こう、なんというか良い映画を観たなぁと思いました。(すごい偉そうだな!)
話もそうですが、終わり方もあまり気持ちの良いものではなくて、それを良いと言っていいのか分からないけれどそう思いました。

悲しいお話を美談として描くのではなくて、戦争の悲しさ、虚しさ、残された人達の苦しさみたいなものを感じられるようなものだったのかなとか…足りない頭で必死に必死に解釈してみたりしながらの2時間でした。


浩二が死んでしまって、母親の前に出てくる。悲しい気持ちで消えてしまう。
それについては吉永さん演じるお母さんも言及してたんですけど、涙を流していないのに姿がなくなるシーンが2つあって、そこがどうしてなのかなと考えてました。


上海のおじさんと呼ばれる人が来るとき、大好きで大好きでたまらない町子さんが来るとき。
この2つのシーンで浩二は涙を流すことなく姿を消しました。


大好きなかあさんに寄り付いてくる男なんかに姿を見られたくない。
大好きな町子に死んだ後の自分なんて見せたくない、生きている町子に会ったらもっと未練が生まれてしまう。
そんな浩二の思いがあったのかもしれないし、もしかしたら浩二が消えてるんじゃなくて母親である伸子が浩二以外の誰かのことを考えたときに見えなくなってるだけなのかなとも思ったり。

まあ、浩二本人が映画を観に行ってきた!なんて言っているので本人の意思で消えているのでしょう。

きっと伸子に浩二が見えたその時から、死期が近くなっていて、近くなっていたからこそ見えていたのかも…とか。


映画の終盤、伸子が浩二と未来永劫一緒にいられると分かった時の嬉しそうな姿と、その後に家に訪ねてきて1人で死んでしまって可哀想と嘆く姿の対比みたいなものがとても印象に残っています。


ラストシーンの二宮くんと吉永さんの2人の後ろ姿が親子というか恋人っぽさを感じて、WSで言っていた甘い雰囲気とはこれか。そういうことか。と、1人で納得していました。


全て私の勝手な考えなので、そんなわけないだろ!とか思ってもそっとブラウザを閉じることで許してください。


あと!嵐ファンとしては触れておかなければいけない、「へぇ!町子がね!」について。
思ったよりも序盤で、やっぱり相葉ちゃんのチョイスって変わってる…。
そのシーンはずっとにやけていました。キモチワルイ。


観に行けて良かった!!!!

ここ最近素敵な作品に触れることができる機会がたくさんあって、すごく幸せです。小瀧くんのMORSE然り、二宮くんの母と暮らせば然り。
動いて触れることが出来る限り、そうして行きたいと思います。


二宮くん、キネマ旬報主演男優賞日本アカデミー賞主演男優賞おめでとうございます。